
古典フラのクラスを卒業するにあたって、クムからプレゼントを贈られた。
一つは卒業にあたっての言葉。
もうひとつは、ハワイアンネーム。
卒業式のパフォーマンスが終わったあと、私たち生徒たちがステージのカーテン前に戻ると、クムが一人一人、自分のところに呼んで卒業証書を手渡してくれた。そのときに、生徒ひとりひとりについて、観客に紹介するようにコメントをくれたのだ。先輩たちからきいていたので、どんなこと言われるのかな、とちょっとドキドキだった。
キモはあいかわらず、ジョークを交えた軽妙なトークで名前のアルファベット順で生徒たちを呼び、証書を渡しながら紹介していく。
ファミリーや友人が見に来ているので、クムは、ときに辛口なジョークを飛ばしながらも基本は生徒をほめてくれるコメントに終始する。私は踊りのときはまったく緊張しなかったのに、証書をいただく段になって、すごく緊張してしまった。
名前を呼ばれる前に「日本〜」とクムが言ったので、私のことだとわかったのだが、隣に呼ばれてからは彼のコメントの前半部分がすっかり抜け落ちてしまっていた。あとで、いろいろな人に、「キモがあゆみに言った言葉がとてもよかった」と言われて、うーん、覚えてない、というか、緊張していて耳に入ってなかったんだよなーと残念に思っていたんだけど、後日、友人がメールでその内容を教えてくれた。かなり照れる内容なんだけど、もうこんなこと言ってもらえることはないかもしれないので、この場に残しておきたいと思う。以下、友人のMちゃんからいただいたメールの抜粋です。
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32人のウニキ・クラスのメンバーをひとりづつ紹介していくクム。
ようやく、あゆみさんを紹介する番になりました。
いつもの軽妙な調子で、
「日本人は嫌いだし(※あゆみ註 これはキモお得意のかなりのブラックジョークだと思われます。。。)、日本に行ってフラを教えるつもりはない」
と話してから、静かにあゆみさんを紹介しはじめました。
「口ばかり達者な人が多い中、彼女は、風や空や石や自然のものに
静かに耳を傾けて、それらの発している意味を理解する。
彼女は、いかに私たち(ハワイアン)が
与えられている特別なものを
当然のことのように思っているのか、という事に
気づかせてくれた。」
彼女は特別なLadyだ、と言った後、
あゆみさんにはハワイアンネームがあること、
その意味を説明してくれました。
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卒業式の数日後にこれを読んで、泣きそうになってしまった。
自然との関わり方など、クムがあまりにも私のことをわかっていてくれたのがうれしくて。
ウニキクラスに通っているあいだ、私は唯一の日本人で、そのことをふだんはまったく意識しなかったけど、ふとしたときにつきつけられる瞬間があって、「本当にここにいていいのだろうか」と思ったこともある。
でもどんなときでも、フラにかける情熱はフラブラザーやフラシスターのそれと変わらなかったし、クラスで学んでいるイララオレの伝統を正確に学ぶことがここにいる自分の使命だと肝に銘じていた。いつでも、キモやそのクム、そしてジョセフ・イララオレ、かかわっているすべてのクムたちの存在をはっきりと意識しながら踊ってきた。クムとフラを信じてここまできた。
でも、そういうことよりなにより、ただ単に、踊るのがとても楽しかったのだ。きっとそのことをクムはよくわかっていてくれたんだと思う。私がいかにフラを愛しているかということを。だから日本人の私のこともウニキクラスに招いてくれたし、卒業させてくれた。ここまでこさせてくれたこと、クムに本当に感謝している。そして、一緒に学んだブラザー、シスターたちにも。
Mahalo nui loa!!!!